このブログでは、絵と私の関係を振り返って描いてみようと思います。 7歳まで父方の祖父母と同居していました。 子どものころは家に絵の具はありませんでした。クレヨンも、白紙さえなく、絵はもっぱらチラシの裏に描いていました。なので夏休みなどで母親の勤め先の学校へ行くと、藁半紙がたくさんあり、嬉しかったのをおぼえています。 3歳の頃は兄達は保育園へ行っていましたが、私は入園せず、祖父母とお留守番でした。 祖父母は「紙は貴重」という時代の人で、家族の誰も絵を描くことがなかったので、私も絵を描くことはあまりなく過ごしていました。

その代わり、ど田舎でしたので、毎日毎日、広い庭で自然を観察して過ごしていました。 ぐんぐん伸びるたけのこに竹藪。 黒っぽい土から生える緑の葉っぱに真っ赤な実。 わらのにおいと手触り、暖かさ。 笹舟の繊維。落ちた椿。トンボの羽の模様。 空の音、日陰のにおい、風の色。 その頃は、色も音もにおいも、身体を突き通すような、まぶしく、さしせまるものがありました。 それがちっともおそろしくなく、好き勝手にいろいろ触っては感動したり、時にびっくりして、、というのを繰り返していました。 3歳の感覚はずーっと私の中にあり、三子の魂百までといいますが、私の原点になっています。